私家版マスメディア〜logo26のシニアの生き方/老婆の念仏

何が出てくるやら、柳は風にお任せ日誌、偶然必然探求エッセイ

天然観察

肱川をもうもうと海までくだる霧の白い龍

愛媛県になんとかいう盆地があり、そこから肱川という川が海まで流れている。 冬に数回しかそれは起こらない。 地元の老人カメラマンたちが、経験則から待ち構えて、寒さに震えながらそれを撮影する。条件があった。 1、北から風が吹くと、北への霧の流れは…

地球の核は鉄のかたまりであり、その自転は地表近辺よりも速いらしい。またかたまりの表面はでこぼこしている。

例の如くテレビの受け売り。 見出しに書いたことがどんな手段で分かったか、という点が面白い。なにしろ冒険小説のように地底探検できるわけではないので。アメリカの広大な領土に、等間隔で格子模様にマンホール状のものを埋め込んでいく。その数たるや、相…

草薙遺伝子、葉緑体を増やす

植物の光合成に必要な葉緑体。 これを増殖させる仕組みが最近わかった。 葉緑体の細胞分裂の際、リング状の組織が現れ、葉緑体を絞るようにして切っていることは2006年にわかっていた。 このリング状組織は、糖の繊維の束であった。この繊維を作りだす遺…

スパコンによる遺伝子の仕組みのシミュレーション

まず、たとえば人間の遺伝情報は30億の塩基対からなる。 A,T,C,G(20個のアミノ酸から生成されている)の4文字の対からなるこれが生命の設計図ゲノムである。 1990年には13年かかってこれを解析した。 数年後には一日で、ひょっとして10万円で…

観察するに最近書く程のことを感じないらしい

何の絵か、 結局南島の王様が召使いに扇がせるうちわのようになった。常用漢字に加わる196字 菅総理の大臣のメンバー スリザーリンク5級に完敗、敗退、一からやり直し 太極拳の効用研究、NHK「アインシュタインの眼」 iPadを最後の贅沢として買うという…

知っている人は知っているだろうが、今更のように衝撃を受ける

この絵は巨大な教会内部を現している。 窓の外には、光るものが縦横無尽に飛び回っている。すごいスピードらしい。 ステンドグラス、十字架、祭壇、中央通路、左右には座席がならんでいる。 通路の、ちょうど教会内部の中央あたりに黒い点が見える。 この割…

チョコレートを食べながら

特に心に残った記事を思い出さないので、 桜が白雪のごとくに降る午後3時を楽しむことにした。 これを書いている小生の後ろ側がガラス戸である。 従って外の桜吹雪が見えている訳ではない。 この部屋にこうして小生が座っている正面の壁には、おおきな鏡が…

玄侑宗久と平野啓一郎がインタビューで言っていること

私家版マスメディアのひとつである。 小生のふだん接触する人間の数は、特に言葉を直に交わす人数は5本の指にも充たない。 観るテレビはもっぱらアメリカものである。 おかしいことに、きのうだったか、初めて聞くが、納得させられる社会的概念にぶちあたっ…

大晦日から元日への夜、満月が月食しながら高空に、見上げれば首も折れそうな中天に輝いていた、あれはリアル?

晦日(みそか)とは新月つまり月が見えない日 太陰暦を使っていた頃,月末はいつも新月であった 大晦日も勿論新月であった。しかし、太陽暦を使う現在、たとえばこのまえの大晦日は何と満月の有様だった。1、ドジを踏み悩みながらも一緒に成長して行くリー…

竹中恵美子大阪市立大名誉教授(80)の著書

1990〜2000になって初めて、アンペイドワーク(育児、家事、介護など)が 性別によって偏って配分されている、という画期的な考えがあらわれた。 しかし日本では、男性稼ぎ手モデルが保たれたまま、労働の規制緩和により正規労働者が、 すさまじい勢…

いつものように知識を世の中から少し拝借する

最近の就寝前読書に、人間の体と脳が必要とする食物の栄養素について しっかり書いてある本を加えた。 自然から食物を得る。6つの栄養素が必要だ。 タンパク質はおおよそ身体の材料だ。 小さなアミノ酸の種類は神経細胞を構築する。 正しい酵素を正しいとこ…

マスメディアの恩恵 NHK ワンダーワールド

いわゆる、例のアメリカのスーパーマン、ニーチェのいう超人(ではないが)、の若い頃を描いた いわゆるヤングスーパーマンというドラマがある。 彼の今は亡き父親の声が住まっているところ、北極のような氷原のとある洞窟。 そこは巨大な氷の柱が、円柱では…

水惑星、というが96%は塩水である

ケーブルTVで、科学ものを見ていたところ、画面に、水のボールが浮かべてあった。 そこに並んで映っている人間の頭くらいの大きさの、水からなるボールだ。 その少し上の空間に、水滴ほどの小さな水のボールが浮かべてある。 大きなボールが惑星にある水の全…

要は、野良猫をどうするという人間問題

私家版マスメディア、かなりのページを割いて「地域猫」のテーマがあった。 カラスと猫が人間社会を汚している。人間の邪魔だ,と言われる。 人間がカラスの領域に進出したのだろうに。 猫という存在は自然とペットとの間で、微妙な位置を何千年も占めていて…

珍しく,要はスポーツ情報、ノルディック金

若者が体力勝負のノルディック距離を競り勝った。 日本人だからというのではないが、素晴らしい。根性だ気合いだ自信だ!

今年は春から縁起がいいや!

昨日、元旦のこと。 みぞれも美しく降ってきて、どうしてかわからないが、多分新しいカレンダーのせいか、 ふっと意欲が湧いてきた。 これこれ、ここが人生の楽しさ、と有難く思って, 新年の一首をものせん、と、これまた新しい手帳を開いた。 外はどうかな…

粘菌という不思議な生命体

久しぶりに粘菌の話題を新聞に読む。一時期、熊楠、って何者だと追求したことがあった。 その粘菌が、脳もないのに複雑な迷路の中で、ふたつのえさ場の間の最短距離を見つけてしまうそうだ。 脳神経細胞の繋がり方も、あまり違わない方法である,と書いてあ…

うちのサルビアの美しい血の色の赤

サルビアって、公園や学校の外側によく植えてあるあの元気な夏の花。 秋風が吹くと、たちまち撤去されて次の季節の花に変えられてしまう。 わたくし、3年前に、気まぐれから「赤いサルビア色の沢蟹」という詩をものしたことがある。 それでサルビアに、自分…

白百合のごとき君なりき、などと言うが

なかなかに、いわゆる「高砂百合」は楚々とばかりはしていない。 あえて由来は調べないが、台湾の高砂族という人たちと関連しているのではないか。 ともかくよく生えて来る。栄養がないと20センチばかりでも花を咲かせる。白い百合だ。 芽立ちの頃には、天…

花狂いは何故だろう

花は人間のために咲いているのではないのに。 うたさえも唄いたくなる。 時よ止まれ、と言いたくなる。 何故にこの美の認識? この性向がヒトの進化に何かの利があったのか。 いくつかの小川の記憶緑なす野はなだれゆく光る流れへ 飽き足らぬツグミの叫び花…

合気という映画が数年前あったが、テキヤという商売も描かれていた。

正月だというので、末っ子と京都下鴨神社にでかけた。 私の視線のはるか上に、彼の茶色のウエーブ頭がある。よくぞこんな頭にしてくれた。気軽に生きていけばいい。 おみくじは吉で、そこに書かれてあることにも満足して、お金をかき集めるための竹箒も買わ…

 かぐや姫がはるか彼方、暗黒の荒涼たる月上の観察を、中継して送ってくれる。

まさに天然観察だが、自分が観察する訳ではない。 軽薄小人としてこれには少々興奮させられた。地球の出、地球の入り!! そう言えば昨夜は、繊月だった。不思議な感じだ。月は地球とは兄弟関係らしいね。 重力とは不思議な力だ。 かけらを集めに集める。大…

ダチュラという植物の花圧巻なり

ここ十日ばかり、気も狂わんばかりという心理状態で、ダチュラあるいはエンゼルトランペットの回りをうろついている。 最初、豆のような緑の形が枝から発生する。それはみるみる長く、ふくれていく。 うーんと15センチくらいにもなると、先には次第に皺が…

インターネットの散歩、実際は動画でねこの生態を夢中で見ていること甚だしく多い。

以下のごとく、定義を余りにも拡大してしまうと、言葉そのものを使う必要もなくなるのかもしれないのだが、小生にとってはネットの海をただようのも天然観察のひとつである。 人間の営為も、無垢な天然である。ーーーこれはまずい。おかしなことを書き出した…

猫の動画をユーチューブで見させてもらった。

いやあ楽しかったのなんのって。これを人生の悦楽と言わずして他に何を?という。 人生の途中から、末の息子のととろ好きにつき合ううちに、小生も猫バスに魅惑され、ひきつづいていわゆる猫派に。 一時間以上眺めたので、もう目もショボショボになってしま…

吹かれてる風船かずら種みっつ神の織りたる青き小さき葉 哀れな場所に植えたものではある。小生何といっても英国風庭園派である。 自然と人工のちょっとした触れ合い、という心持ち。というか、実はちょっと怠け心。自然よ思うままにやってくれ。

うちのバックヤードに桜と竹とが生きている。猫もかなへびもまもなく蚊も。

竹の林が急に枯れそうになってきた。ここで写真でも掲載できるといいのだが。見渡す限り新緑であるのに、若竹はみずみずしく青空に突き刺さって行くのに、竹の葉、すなわち笹は黄色くなって風に吹き飛ばされる。この現象が俳句の季語、竹の秋なのだという。…