私家版マスメディア〜logo26のシニアの生き方/老婆の念仏

何が出てくるやら、柳は風にお任せ日誌、偶然必然探求エッセイ

水惑星、というが96%は塩水である

logo262009-06-07

ケーブルTVで、科学ものを見ていたところ、画面に、水のボールが浮かべてあった。
そこに並んで映っている人間の頭くらいの大きさの、水からなるボールだ。
その少し上の空間に、水滴ほどの小さな水のボールが浮かべてある。


大きなボールが惑星にある水の全量である。
そのうち、生物が摂取することの出来る真水の量が、上の水滴である。
4%だという。


それで困っていたところ、本日の読書欄で「地球の地下水の量」についての本が紹介されていた。
地上を流れている真水は、地下を長年にわたり廻っている雨水の量に比べると微々たるものであるそうだ。
もちろんその地下水と言うもの、基本的には濾過されて、ペットボトルで我々が飲んでいる水になる。


そうだった。塩水は飲めないが、それが蒸発すると、雨水となって落下、真水である。
先のTVのボールは、これらを考慮に入れての図だったのか?


小学2年頃だったと思うが、理科の時間に水の循環について習った。
小生、元来非常に無口な子供であったのに、その時は自分を忘れて大反応。
「そうじゃ、そうじゃ、先生、ようわかったでごわす。なるほどなるほどっ」
と叫びまくった。


そう言えば、4年生頃だったか、我々の銀河の大きさについて習った。
その時も大興奮。
両親に大演説をぶったものだ。


妙に思い出話になった。
それでまた思い出した。


インドネシアであったか、ある島で森が火災になるとその火が消えない。
いつまでも燻っているという。
それは泥炭という物質のせいである。それらは元来水の中の石炭であった。
何故燃えるかと言うと、乾いてしまったからだ。
何故乾いたかと言うと、水が誰かに取られてしまったからだ
誰に取られたかと言うと、勿論人間によって。
何故人間が水を取ったかと言うと、水田を作って米作を増やそうとしたからだ。


国民の豊かな生活のために、スカルノ大統領だったかが推進した。
残念、今はその燃え止まない泥炭から排出される一酸化炭素ガスが、風に乗って地球を被い始めた。
もうどうすることもできない。
水をせきとめる作業が行われているが、遅々として進まないと言う。