私家版マスメディア〜logo26のシニアの生き方/老婆の念仏

何が出てくるやら、柳は風にお任せ日誌、偶然必然探求エッセイ

地球の核は鉄のかたまりであり、その自転は地表近辺よりも速いらしい。またかたまりの表面はでこぼこしている。


例の如くテレビの受け売り。
見出しに書いたことがどんな手段で分かったか、という点が面白い。なにしろ冒険小説のように地底探検できるわけではないので。

アメリカの広大な領土に、等間隔で格子模様にマンホール状のものを埋め込んでいく。その数たるや、相当なもので(I don't know it)ある。
どんなものかというと、要するに地震波を測定する器械なのだ。超音波を妊婦のお腹に当てて、赤ちゃんの三次元の映像をみるのと似たような仕組みで、地震波の伝わり方を精確にキャッチするのだ。
すると、地球の内部が立体的に見えて来る。
核の部分には地震波が侵入しないらしい。
鉄の核、かなり大きいように図示されていたのだが、その周囲には溶けた鉄やマンガンの海が存在し、その外側から内向きにやや固い部分が不規則に少し突き出ている、という状態であるらしい。
マグマだけは知っていたが、地球の中は本当に高温であるのだ。
マグマはその鉄の海のもうひとつ上を、上下に対流しているらしい。ところどころ、吹き出口があり、そこからブルームといわれる淀んだマグマが地殻を通り、地表まで姿を現す。
地殻は十数個の岩盤に分かれている。
その境目が摩擦を起こすと地震となる。
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一方、薄く地球を守るかにおおっている大気の層を、衛星からさまざまに透視してみることもできる。
北半球では冬になると赤くみえる。それは枯れ葉が二酸化炭素を排出するからだ。
夏になると青く見える。植物が二酸化炭素を吸収し酸素を排出するからだ。

これを大気の呼吸と呼ぶそうだ。
最近この呼吸が弱まって来ている。つまり赤が強く青が弱い。人間の活動によるものであり、ここ30年二酸化炭素は増える一方である。
このために気温上昇した大気によって、異常気象がひきおこされている。

今年はこうして心配しながらも暮らしているが、ひょっとして来年はもう危機的な悪化がみられるのではないか、これは私の危惧であるが。