私家版マスメディア〜logo26のシニアの生き方/老婆の念仏

何が出てくるやら、柳は風にお任せ日誌、偶然必然探求エッセイ

いつどこを見ても見回しても大切なものは恋愛、というか生殖、子孫を残すこと


こんなことは常識中の常識だが、どうしてそうなの?という問いの答が徐々に科学の世界からもたらされて来ているらしい。
女性の声が、同じ文句を次々に言う。どんな女性か何人の声なのかは、被験者(男性)にはかいもくわからない。
どうも十人くらいの違う女性の声のように聞こえた。
その中から、ひとりひとりの声について十段階でセクシーかどうかを、点数にしていく。
「驚いたことに」と、そのディスカヴァリィの番組では何度も言った。もっともセクシーと男性陣が一致して感じた女性の声は、なんと排卵日辺りにある女性であった。つまりその声はたった一人の女性が、毎日録音しておいたものだったのだ。

その時期に女性はもっとも魅力的に見えるらしい。

一方男性もただ惹き付けられている訳ではない。特別の匂いを発する。
女性の選ぶ基準は、なかなかに複雑なのだが、セックスアピールだけではだめで、よき家庭を気づくパートナーという要素がさまざまに顧慮される。

しかし、運良く排卵日辺りの女性に自分の汗の匂いを嗅がすことが出来ると(失礼!)これが彼女には芳香と感じられ、そうでない日にはただの汗臭い匂いとなる。
とりあえず女性が恋すると、キスの際にテストステロンを男性から嗅ぐそうである。脳の中が恋という状態になり、その男にのみ脳の全体で反応する。まだ片思いであっても。

また、遺伝子のあるものについて調べた所では、同じ箇所の同じ遺伝子をもつ相手は拒絶され、異なる遺伝子が選出されると言う。

まったくふざけているではないか。合理的だったり偶然だったりする自然の意思?に振り回されて、泣いたり嫉妬したり、芸術を作ったり(戦争までしたり)。しかも自分の意識だと思わされて。