私家版マスメディア〜logo26のシニアの生き方/老婆の念仏

何が出てくるやら、柳は風にお任せ日誌、偶然必然探求エッセイ

今年の物理学ノーベル賞のテーマであるが、わがブログですでに2009年3月に言及してある。


(かように、研究が日の目をみるのには年月がかかるものだ。)

ポイントは、宇宙のはるか未来、いったいこの宇宙はどうなるか、果てなく広がり消滅する、収縮し消滅する、だらだらとこのまま、という3つの選択肢があるわけですかね。

で、超新星爆発と言う稀にして明るい現象を、出来るだけ探して写真を撮る。ハッブルからも撮る。同じ星の二枚の写真を比べて距離の差があるかどうか(これはドップラー効果と同じ色変化をみる)、というのがわかる。

その差を計算すると、ある時期(どんな時期?)からとんでもない加速度で広がり続けているということがわかった。
これほど広がるということは、それだけのエネルギーが働いているということ。重力のようにはたらく(?)ダークマターの力を凌いでいる、ダークエネルギーだ。

小生の理解したのはここらへんまで。
面白かったのは、この研究のいきさつだ。
天文学者ではないX教授がこの案を思いつく。
世界中の天文台へ観測を依頼して、非常に嫌がられた。

天文学者のひとりY教授も超新星爆発を探し始め、競争関係になった。ハッブルも一役買うこととなり、誤差を習性などして、Z教授が計算結果を出した。ここにいたり3人がデータを照らし合わす協力関係となったのだ。
学者たちは驚いた。余りにもはっきりと宇宙の結末が明らかになったからだ。もっとも最終的にどう動くかはわからないとしかいえないらしいが。