私家版マスメディア〜logo26のシニアの生き方/老婆の念仏

何が出てくるやら、柳は風にお任せ日誌、偶然必然探求エッセイ

ダチュラという植物の花圧巻なり

logo262007-11-03

ここ十日ばかり、気も狂わんばかりという心理状態で、ダチュラあるいはエンゼルトランペットの回りをうろついている。
最初、豆のような緑の形が枝から発生する。それはみるみる長く、ふくれていく。
うーんと15センチくらいにもなると、先には次第に皺が増して、つまり重量が増して来る。
ひげのような形が6本空中に伸びて来る。
次第に黄色が浸透して来る。(うちの場合)
そしてついに花に生まれ変わる。鈴のようにぶら下がるのだ。
ロングスカート、下半分がふんわり広がっている。最前のひげのようなものは美しい飾りとなって四方に伸びている。
直径10センチ近い花の中には、下から覗く限り、めしべなどはない。
ただ広々と大広間、次第に狭まって中心に閉じているばかりだ。
一ぴき、藤にもくる気持ち悪いような蜂のような虫が来る。蝶も寄らない。
夜になると、嗅いだこともないような香しい特別な香りが庭中をおおう。
そんな花が30個もふらさがって、スカートの競演、日々、色が濃くなって行く。

インドネシアでは年中咲いているとか聞いたが。
春にもいくつか咲いて、しかしそれらはすぐにしおれたものだ。この秋、一週間以上も咲いて咲いて咲いて止まらない。
ダチュラというものよ、一体どうしたいのだ。