私家版マスメディア〜logo26のシニアの生き方/老婆の念仏

何が出てくるやら、柳は風にお任せ日誌、偶然必然探求エッセイ

竹中恵美子大阪市立大名誉教授(80)の著書

1990〜2000になって初めて、アンペイドワーク(育児、家事、介護など)が
性別によって偏って配分されている、という画期的な考えがあらわれた。
しかし日本では、男性稼ぎ手モデルが保たれたまま、労働の規制緩和により正規労働者が、
すさまじい勢いで非正労働者(女性が多数)に替えられたこと。
ILO(国際労働期間)曰く
今後目指すべき目標:人間としてに尊厳ある働き方(個人の権利が保護され、適切な収入が得られ、社会保障など社会的保護があり、かつ社会的対話ができる生産的で働きがいのある仕事)
日本では、まず「ワーク、ライフバランス」の制度化が必要となる。
一日の生活時間の考え方を、「労働、余暇」の2分法から
「労働、余暇、家事労働」の3分法にすること、
さらに政策の単位を「男性稼ぎ手モデル」から「個人単位モデル」へ転換する必要がある。

感想:労働、余暇、家事労働という3つに人間の生活を分ける、というのに驚いた。
小生、いつもそのことを思っていたのに、こんな風に言葉ですっきり表現することができなかった。そのことに驚愕した。
保育園を増やすのなら、ほかにももっと考えることがある訳だ。