私家版マスメディア〜logo26のシニアの生き方/老婆の念仏

何が出てくるやら、柳は風にお任せ日誌、偶然必然探求エッセイ

うちのサルビアの美しい血の色の赤

サルビアって、公園や学校の外側によく植えてあるあの元気な夏の花。
秋風が吹くと、たちまち撤去されて次の季節の花に変えられてしまう。


わたくし、3年前に、気まぐれから「赤いサルビア色の沢蟹」という詩をものしたことがある。
それでサルビアに、自分でも興味がわいた。もっとも子供時代の庭にも夏に欠かせない花だったが。

夏の後半、たった一鉢の小さなサルビアを買った。
カンナの赤に似た、凄まじい赤いサルビアは、秋になっても生き続けた。
冬になっても一番元気でベランダに存在し続けた。勿論花はないが、葉っぱのエネルギッシュさ。
次の年の夏、見事に咲いた。鉢一杯に。
その秋も冬も生き延びた。
そしてこの春、元気だった。夏の初めも。
7月に猛暑で半分枯れてしまった。これは水やりがまずかったのかもしれない。

残りの鉢半分が復活の雄叫びをあげ始めたのは4、5日前。
少し涼風が吹いて、雨もよく降ったせいか。
健康なその血の色、信じられないほど美しい。サルビアに栄光あれ!!