私家版マスメディア〜logo26のシニアの生き方/老婆の念仏

何が出てくるやら、柳は風にお任せ日誌、偶然必然探求エッセイ

このカテゴリーをこう表現するまでに、やや難儀をした。

スケジュールの鬼である小生のザウルスには、自分をカテゴライズする、というタイトルのメモがある。なかなかこれがはかどらない。
やはり自分の枠組みがしっかりしていないということか。骨組みが。


それはさておき、歯周病というのはかなり危険なやつらしい。
心筋梗塞死者の解剖で歯周病由来の菌が往々にして見つかるとは聞いていた。今回は糖尿病との悪循環について知った。
歯周病を引き起こす細菌が血管に入り込む。血管中に、何とかいうある物質が放出される。これはインスリンの働きを妨げる。糖尿病悪化!
(ところで糖尿病で昏睡を起こすのは、血糖値800以上の場合、あるいは低血糖30以下の場合)


がん、という自分でありながら自分を破壊するものにも、千差万別の違いがあり、臓器の種類によって大分様子が違うという。がんは多様な病気の総称である。エイズとは違うのだ。


エイズと言えば、先進国では横ばい状態なのに、日本ではひそかに増えているという話も聞く。
これに関連してだが、昨年11月の1500人の男女を対象とした厚生労働省などの調査を読んだ。「性』にまじめな10代、という見出しに驚き、性体験の低年齢化という週刊誌的表現は実は当たらないらしいのにも驚いた。
しかし、だからいいとか、悪いとか思う前に、自分が漠然と週刊誌の見出しを認めていたことに考えが及んだ。
これがよくない。


「あなたは今孤独ですか」という記事。 
この問いにハイと答えた15才の割合は、日本人がダントツ一番。自殺もだんとつ。ナンダこりゃ。
鷲田清一さんが紙面3分の2にわたり思うところを書いてくれている。大勢の中の一人、唯一の自己、という副題だ。(毎日新聞5月7日)
なかなかいい指摘をしていると思う。これに関してもうひとつの切り抜きがあった。


『自分の抱えている楽屋と舞台の二重性を意識しつつ、それを制御しながらなんとかかんとかやっている、という意味では、この世のほとんどの仕事がそういうものである」この引用は、劇的な精神分析入門という本を読んだ田中優子さんの批評文からの孫引きである。


ちなみに、小生は孤独ではない。孤独を感じる暇がないと言うのが実情だ。孤独から逃げているのかもしれないが。