私家版マスメディア〜logo26のシニアの生き方/老婆の念仏

何が出てくるやら、柳は風にお任せ日誌、偶然必然探求エッセイ

全地球凍結2700万年間

これについて、かなりはっきりした研究結果がでてきたらしい。
テレビで教えてもらったこと。

36億年くらい前に(数字はうろ覚え)海は存在し,大陸は一つしか無く、たくさんのバクテリアのみが海中に生きていた,そんな頃。
最初の原因は、明白には言えないらしい。
大気中の酸素は数%しかないころ、大地の風化作用(雨が降り、地面の二酸化炭素を水が海中へと運び去る)により、大気中の二酸化炭素の量が減った。
川から海へ運ばれた二酸化炭素は海中の底に閉じ込められた。
つまり、現在とは逆の状態である。
つまり、温度が下がる。温室効果が減るからだ。

氷にある程度覆われても、また融けるものだが,この時は氷の表面積がノーリターンポイントを越えてしまった。
氷は太陽の熱を90%以上反射してしまう。逆に海はそれをほとんど取り入れ、蓄熱する性質があるので,熱は当然減って行った。
このあとはもう悪循環である。地球は本当に冷えきってしまった。
バクテリアも死滅した。
しかしシアノバクテリアは生き残った。戦術を変えたのだ。進化したのだ。
光や熱がなくても生きる能力を獲得した。生き延びたのだ。それらは暗い深い寒い洞窟に今でも生きているスーパー生物だ。

残念ながら、このあと断片的な情報しか頭に残っていない。
1、紫外線が何故だか多くなって,過酸化水素がたくさんできた。ここから酸素が放出される。
2、シアノバクテリアは(と、ここでいわゆるネット検索をして、DNAの解析結果サイトまで見て来た!!)光を触媒にして、水と二酸化炭素から糖(エネルギー)を得て、その際に酸素を放出する。つまりここが進化のポイントだったのかな。地球上の酸素を増やしてくれた。
また、これが共生することによって葉緑素へと発展したらしい。現在の形の生命体の出発点となった。
3、しかしこの全球凍結を解除することが出来たのは何故か。それほどの莫大なエネルギーと熱を持つものは、火山爆発以外に無い。勿論大規模な。

ヴィールスもそうだが、生物のこんな生き残り能力を考えると,自分の存在があって何の不思議も無いような宇宙の仕組みがあるのだと、ふと思われた。