私家版マスメディア〜logo26のシニアの生き方/老婆の念仏

何が出てくるやら、柳は風にお任せ日誌、偶然必然探求エッセイ

光がどうしてできるかわかった!!

これはかなり新情報ではないだろうか!! 
もちろんわたくしに今日わかったのである。

兵庫県にspring8という研究施設があり、太陽光の1億倍の強さの光をつくって、
原子レベルの画像をみることができたのが、すでに数年?前であった。
つまり
わたくしもいつも不思議に思っていた現象:太陽のエネルギーで水と炭水化物
から酸素と二酸化炭素を生成させる、例の植物の光合成だが、これに必要な
触媒らしいものを見ることに成功したのであった。


椅子のように並んだいくつかの原子(O, C, Mn,etc.)があり、その角から水素
原子が3こくっついて飛び出ている。ここから酸素が生成されるのだが。


ここで、発見者はよくよく考えてみた。
そんな強い光を何秒か当てたら、きっと損傷を受けて正しい形ではないので
はないか。
確かに、その通りで、椅子の一辺が0,1nmとするとその10%ほど歪んで
しまっていたのである。


そこで、新しくSACLAという施設が作られ、すでに1、2年稼働している。
世界一の顕微鏡である。


その光の強さは太陽光の1億倍のそのまた1億倍、というとてつもなさ。
従って、原子も壊れるのだが、余りの速度で短時間当るので、壊れるそ
の前にちらっと見ることが出来るのだ。


さて、
これからが本題。どうして作った、という話だ。
1、まず電子を発射する。なんとかいう合成金属からそれを1500度に
熱すると、電子がバンバン飛び出てくる。
1500度の高熱に耐えてその金属を熱する物質は炭素である。


2、次にその電子の列を、光速すれすれまで加速する。
400メートルというコンパクトな日本ならではの作りの銅の筒の中を
走らせるのだが、
真空の中には、もうひとつ走路があり、その中にあるのは超強力な磁石
(SN極が次々に切り替わる)の密集した通路である。
その通路を途切れなく走るのが電子たちである。電子は高い道、低い道と
うねうねして走る。
うねうねさせるのが磁石の行列である。


で、うねうねするたびに電子は光を(これが光子か?)放つ。
進路が変わるたびに。
あ、前回、色エネルギーを放つ、と自分で書いたなあ。これか??


そうだ、きっと!!
光の由来がわかった。
たくさんの電子が、たくさん曲がるたびに放たれた光がたくさん
集まって強力な光になった。
(ここらへん、少しわからない点もあるが)


3、あとはレーザー光線みたく??すごい光量を命中させるだけだ。
なぜそんなに超強力な光が必要か。
余りに目標が小さいので、反射して目に入る光量が少なすぎて
見えなくなるからだ。


日本の技術力を総動員させ、内部がでこぼこひとつない鏡のように
研磨された銅の筒を細い輪切り状にしたものを、
延々と400メートルつなぎ合わせていったのだ。