私家版マスメディア〜logo26のシニアの生き方/老婆の念仏

何が出てくるやら、柳は風にお任せ日誌、偶然必然探求エッセイ

書くつもりではなかったが、素朴な疑問が自分でも新鮮すぎて

情報源はテレビ、「コスモス」という新しい科学もの。
例のごとく、心に残ったことのみ。



ニュートンが光のプリズムまで気づきながら、もっと本質にまで突き詰めなかったのは、
ちょうど彼を食事に呼びにきた召使い?のせいであった。
という導入部の面白い味付けもありで。


現在、イスラム国というとなにやらプリミティブなことを(殉死したら何百人かの処女が手に入るとか)実行している感があるのは、まことに残念な歴史の皮肉である。
そう、キリスト教の知識の暗黒時代には、中近東こそ先端科学を突っ走っていたのである。
ある男が(聞いたことも無い名前だった)、真っ暗なテントにただひとつ、出来るだけ小さな穴をあけ、さしこむ日光を観察した。
虹と同じ色が並んで見えた。
そこに温度計をそれぞれ置いて、温度差があるのを調べた。
別に、比較のために虹色の外にも温度計を置いていた。すると、
そこにはより高い温度が示されたのである。
それこそ赤外線だ。見えないけれども、温かく感じられる。


ドイツに18西紀ごろ、貧しい少年がいて学校にも行けず、工場で酷使されていた。
幸いにもその建物が崩れた。
その時に、親切なパイエルンの王子に庇護され、ついに水晶の研磨研究所に席をおくという幸運に恵まれた。
彼は研究を重ね、今日の宇宙望遠鏡の基礎となる大きなレンズを開発して行った。
すると、拡大した虹の色の中に黒い線が混ざっている。そこは色がすっぽ抜けているのだった。


19世紀に生きたハーシェルというイギリス人が、さらにその点を研究した。

花の色が赤い、とする。それはその花のなにかが(なんだろう?)低い波長の涼しい光線を吸収したから、温かい赤色が反射して我々の眼に見えたということである。


話変わって、もっとも軽い水素原子だが、陽子の周囲を回る電子には幾重かの軌道がある。
大きな軌道を走っているとき、ふと姿を消す!! そして小さな下位の軌道にとつぜんあらわれて周回をつづける。そのとき、電子は色のエネルギーを放出したのだ。
逆にエネルギーを貰った時には、また消え、また現れ、上位の周回軌道にうつる。(別に丸い軌道では無いらしい)そのたびに波が生じ、そうか粒子とも見える訳だ。消えてまた現れるのだから。
これが鉄のようなもっとも重たい原子になると(いくつの電子か知らないが)エネルギーの動きは大変なものになるのだろう。

その色のエネルギーというのが
光のパレットのなかで(7色ではなくたぶん無限の色?)黒線が消えたり現れたりする原因なのだろう。
だから、ちょっとこの文章では飛躍するが、黒線をしらべると観察した物質が何であるかがわかるのだ。とおい星の構成要素ですら。


それで、光は光子が縦にうねうねして走っているらしいが、直角に磁場の波もついていく。
しかし、何個の光子が束に?なってるのか。
色ごとに速度が違うので、プリズムでそれを曲げると差が拡大されて虹色に別れて見える。


先ほどの疑問に戻るが、花の中の原子によって色エネルギーのやりとりの種類が決まるのだろう。多分、大雑把に言って。

ともかく、光は満ちあふれているから、束がどうのこうのではないのだな。
それで、光は太陽の核融合反応で生産されるのか。
莫大な色エネルギーが合体して透明になったのか。