私家版マスメディア〜logo26のシニアの生き方/老婆の念仏

何が出てくるやら、柳は風にお任せ日誌、偶然必然探求エッセイ

仮にも、私家版マスメディアと銘打っているので、メディアそのものについて少し。

1 あとで知ったのだがその政治家は衆議院議長であるようだった。プライムなんとかいう一応社会批判的にして新情報収集番組において、この人物はメディアに苦言を呈した。
軽々しく政府批判を始めて、世論を無責任にかきたてる前に、もっと事実と真実と手管と説明を国民に示し、政治家を正しい行動へ導くべきである。
メディアが真摯に追求し説明しないで、だれにそんなことができる。国民への責任をはたすよう軌道修正して欲しい。

2 珍しく朝日新聞を買ったところ、知らなかったことが。
新首相の考えを支えている若い人々のネット上の声、についての言及である。現実の社会ではなく,そこに居場所と主張をみつけたのは愛国精神と言う少々厄介な心情である。
 ここではマスメディアは無関係なのだろう。安易な激情にさらわれないことだ。老年世代にもけっこうこの傾向の意見がある。
老年世代もしだいに戦争を知らない世代となってきている。

3 いつも主にアメリカ発の自然科学番組を見ているので、ビッグバンの想像図、などいつも同じ画像が使い回しされている。
最近偶然にきづいたのだが、イギリスの国営放送BBCのために制作された番組がある。
ヒッグス粒子発見の前の時点での制作かもしれないが、

アリストテレスからパスカル、デレック?、ハイゼンベルクへと続いてきた「無」の研究が極微の世界へと導かれて、本当の無から、物質と反物質がたえず生成し、エネルギーを残してすぐ消滅する有様、つまり真空のエネルギーの揺らぎ、まで説明できるようになった。
(昔の科学者はエーテルなどというものを必死に研究していた、否定に終わったその仕事も必要なものだったろうが,なにか悲しい話だ)
この揺らぎの中から、ただ一個だけ物質が残ってしまった。それが現在の宇宙と我々へと続いてきた。
最初の、揺らぎのありさまを、まるでいくらのかたまりが不気味にぶくぶく泡立っているかのような画像としてここではみることができる。
このままでビッグバンがおこり、その結果としても宇宙のまだら宇宙地図(宇宙背景放射のゆらぎ図、ハッブルによる偉業)はすでに何度も目にした。

あるいは、真空の透明な箱の中で、白と黒の小さなボールがいきなり同時にあらわれ、ぶつかって消える。たえずそれがくり返される、この画像も初めて見た。

また、光の本体は電場と磁場が90度に交差しつつ進むというものであるらしい。この図も初めて見た。