私家版マスメディア〜logo26のシニアの生き方/老婆の念仏

何が出てくるやら、柳は風にお任せ日誌、偶然必然探求エッセイ

人体は日々入れ替わる、栄養摂取などにより。これを意図的に人の意識に及ぼすと。

驚かされました。感心しました。
脳も臓器のひとつなので、意識も更新してしかるべきだと。
海馬に記憶が蓄えられているので、一続きの意識を持つ存在であるかのように、思ってしまう。
それは幻影ではないか。正しくないのではないか。
昨日の自分はもう今日の自分とは違う。
まっさらな気持ちで新しい行動をとっていいのだ。

余りに衝撃的な言葉を聞いた小生。
これを実存主義的というのだろうか。

ともあれ。新しい気持ちでマスメディアを眺めた。
1、祈ること。自分が不可知不可解な知性に対置されて、リセットされる。
完璧な、完全無欠なイデアとしてのみ存在することは可能であり、現世はそれの歪んだ認識にすぎない。
祈りとはそれ以外ではありえない、と久しぶりに思う。

2、ジェイムス ジョイスの「若い芸術家の肖像」
また久しぶりにこのタイトルを見た。新しい訳がでたのだ。
大昔、大部のこの本を読んだ。何となく楽しく、2度も読んだが、この本の歴史的な意義はわからないまま今日に至った。
書評を読んだ後、「言語によって自分の精神誌を再現できる」と引用メモしている小生だが、今やさっぱりわからない。

3、2030年問題の提起
これは苦しい問題だ。現在親掛かりでニート生活を送る人たちが、年金を受給するという。
親が払い続けていたとしても、彼らが税金を払っていないので、年金がますます厳しい逼迫状況になる。

4、うつになったということは、頑張ったということだ。
と、自費出版「ありがトン」に書いてあるらしい。「死にたかったんじゃない、人生のリセットボタンを押したかったんだ」とわかったのは,他利的に振る舞ったその瞬間だった。

5、朗報一つ:メニエール氏病の仕組みがわかったらしい。
6、もう一つ:玄侑宗久氏曰く「状況に関係ない本当の私なんてない。理解できる本当の自分がいると思い込んでいる。習慣的に出て来る自分に慣れているが、それを本当の自分だと思う必要は無い。こんな自分も出てきたぞ、でいい。ーー未来に目を向けすぎずに、今というときに、無心で立つことです」