私家版マスメディア〜logo26のシニアの生き方/老婆の念仏

何が出てくるやら、柳は風にお任せ日誌、偶然必然探求エッセイ

自然科学の歩み、地球社会の混迷

テレビのnatiogeoとかの科学番組も文明史的にいよいよ佳境を迎えてきた感がある。
自然科学は化学だったり、数字だったり、筋道がすっきりしているので人類の良き面が発揮されているように思われて好んで拝聴している。
装置が進化すればする程、宇宙の奥が見えて来る。つまり過去の姿がわかってくる。
中でも無から有がでてきた所以を探る行為は、自然科学からはみだすかもしれない瀬戸際だ。
無から突然粒子が無数に現れ、大騒動しているうちに、水か砂のようにさらさら流れを形作った、と小生にとっては新情報。原子核すらまだ作られなかった頃の話。

一方生物関係ではクローンが、キメラが長寿が視野に入ってきた。
そして小生の孫が、新生物としてまっさらの瞳を写真の中からこちらに向けている。口にはスプーンをぱっくり銜えている。拝みたいようなそのさま。


しかし、この地球の人間村では、もはや小さな村内の限られた出来事などなく、すべてが絡み合って大規模な混乱の文明のステージに突入してしまっている。
だれでも、自分の生きる時代をおおげさにとらえるものだが、それを知っている小生にもこの混乱は不可知であり、深刻な影響を与えるものと思われるようになってきた。

人間が他の生命体に比べて甚だしく危険である点、それは強欲である。ただの利己主義は許される。しかしこの知能を使って極端に、飽く事を知らず追い求める強欲は自らをも滅ぼすだろう。
地球と共生するしかないのになあ。

「日本も全員参加型社会へ」湯浅誠反貧困ネットワーク)よりの一節

「社会と個人がお互いにお金や能力を出し惜しんでいる相互不信状態のままでは、3年後には4人に一人が高齢者になるという人口減少社会は乗り切れない。」
(では、現在、大卒就職率60%とかの現状は、経済社会がうまく回って行かず疲弊しているからなのか、あるいは仕事内容が高度になり知識技能を身につける事が困難のか。単純作業はロボットがやるので)

今の時点では、供給過多、贅沢病、資源搾取という日本社会、
数割の貧困層はお札不足、数%の富裕層はお札積み上げ、
この割合が国別にまで拡大されると現在の世界規模の姿と重なるのだろう。

毎日、経済学者や企業経営者や記者が方法を模索、見つけなければならない、と書いている。この状況を何と捉えたらいいかもわからないらしい。人類史未曾有の突端である。
小生にわかるはずも無い。