私家版マスメディア〜logo26のシニアの生き方/老婆の念仏

何が出てくるやら、柳は風にお任せ日誌、偶然必然探求エッセイ

私家版マスメディア、ひとりで盛り上がる

logo262008-11-30

志茂田景樹さん、68才、10年間読み聞かせを続ける。
この人物の過去の姿を若い人は知らないかもしれない。
親が見たら泣くだろう,という典型だったが。しかし今もあの姿だろうな。


「きのうの世界」 恩田陸 懇談社
「お話は消費され尽くしているので、マニアックに読む層に向けたトリッキーな小説か,すべてをゆだねてしまう読者への泣ける話という両極に寄っている。云々ーー今回一番書きたかったのは共同体である」


なるほどそうだろうなあ、と思っていたところ,その紙面のすぐ上に
「時のかさなり」 ナンシーヒューストン 新潮社
についての書評があった。
4世代に渡って、子供を語り手に据え,徐々に過去にさかぼのる。
第1章の語り手(子供時代)は、第2章で別の子供の語り手と出逢い,観察される。読者には面白い趣向だ。
第3章で、第3の子供が、二つの前世代の大人を見る。第4章まである。
是非読んでみたい。

もうひとつ興味を引いたページがあったのだが、それを引き抜いてしまって、手元に無い。
思い出した、かも。
新しい情報を絶えず脳に送ると、けっこう老化に逆らうことができる、というような科学もののページだった。
そうだった。よくぞ思い出した。