私家版マスメディア〜logo26のシニアの生き方/老婆の念仏

何が出てくるやら、柳は風にお任せ日誌、偶然必然探求エッセイ

エコロジー対策、雲泥の差

ドイツ国首相メルケルさん(女性)が来日、京都で環境会議があったとき、ふと気になったこと。
日本側の参加者の、まあ各界の偉い人々が彼女にこれ幸いと「もったいない」精神を語ったそうな。みんなは、もったいない精神に彼女も同感だと信じて疑わなかっただろう。しかし、しかし、世界のエコ対策を牽引している彼女は、恐縮して「アジアの思想までは手が回りません」みたいに、困ってしまったらしい。
環境対策は、政策と社会対策、その他の問題であり、決して個人の努力や善意をあてにして推進するものではない。
とまあ、根本的な態度が異なるわけだ。
ドイツでは、空き瓶を返すと、お金を返してくれるややこしい機械がスーパーに備わっている。
政策の中にいわば性悪説が前提として組み込まれている。
労働組合運動激化で経済に痛手が及ばないよう、労働者も文句を言えないような働くための好条件を設定した国である。


小生宅ではせっせとプラスティックなどスーパーに提出してせめてもの協力を行っている。その資源は確かにもったいない。
しかしすべての人がもったいない精神に組みしないし、ひとはふと悪事を働いてしまうものだ、機会があれば。ちょうど社会保険庁ネコババがおこったように。個人の精神論では確かに規則はザル状態になるのだろう。
こんなザルのようなことを書いてみた。