５月５日にバカに黄金の月に覗き見されたこと

カーテンの隙間から首を傾げたように、じっと見られていた。
きらきらとして。

翌日わかったことに、地球に最も近い場所にいるようだ。
そして月の軌道は楕円だという。
初めて聞いた。

その翌日、別の番組で知った。小生がかなり切実に知りたかったこと。
月の軌道はななめにかかっている。
そして、そしてそのてっぺんはかろうじて地球の陰になっていない。つまり、そこには太陽光が全面に当たる。つまり満月だ。
　
そういうわけで、我々には新月から満月と言う、理解するに足る事実が提示されている訳で、本当に運が良かったと思う。

そういうわけで、今や遅しと月の出を待っていたところ、
中天にかかったとき、そのときもかなり大きかった。
明るかった。金色だった。星も見えなかった。

そこへ東から妙に白く、光っている飛行機が飛んで来た。
ひょっとして、と期待するうちに、案の定、金の盤面に突っ込んだ。
まるでETだ。
自転車ではない。しかし陰りながらもなにかキラキラしている。おかしい。
やはりETだろうか。