成長のための苦しみは必要

ある産業医の意見で、最近珍しいなと思ったので紹介します。
心身医学会というのがあるそうですが、そこでふたつの概念の区別が提唱されていると。
いわゆるメンタルヘルスとスピリチュアルヘルス。

後者は、成熟した心理的な態度、と定義されている。自らの意志によって選びとる高い精神作用であると。
前者は、自然に生じる喜怒哀楽、不安と言った感情に対処すること。

「人はストレスを感じると心や体にストレス反応を生じますが，
ストレスからくる苦しみなどの反応は成長のために必要で健全なメンタル反応である場合が大半で，
成長に伴う苦しみを除去し，成長を回避することが心身医療の目的ではないというのです。」

「従業員が退行せず，成長のために辛抱強く歩めるような支えや指導が必要な時期にきたと私は思います。」

なるほど、自分にふりまわされないことも大切らしい。
少なくともこのことを意識するということが大事なのかな。