私家版マスメディア〜logo26のシニアの生き方/老婆の念仏

何が出てくるやら、柳は風にお任せ日誌、偶然必然探求エッセイ

ついむかついたのも無理はない。介護保険の認定基準はどこでだれが決めるのだ?

わが老母、先日85歳になりました。背骨が恐竜の背びれ(!)のようにごつごつ曲がりくねっています。5秒と立ってはいられず、くねーっと前屈してしまいます。おはしや絵筆以上の重さのものはもう持てません。神経ブロック注射のおかげで、痛みは薄れてきましたが、誰も世話しなかったらすぐに餓死するでしょう。それくらい日常生活が不可能!!!


あれこれの人が言うのを総合して考えるに、介護保険の真意は(保険って意志がある?)、国民年金以外に(遺族)年金をもらっている老人は、さもしい考えを起こさず、潔く自分のお金で必要な手助けを調達するべし、ということになる。あるいは、むかしながらの、嫁や娘や、あるいは心優しい息子に世話してもらえ、ないしは姥捨て山を思い出せ、ということにもなる。事実として。


小生は、はたとここで考える。いいんじゃない。
運悪く、貧乏生活に陥った人が衰えた時介護保険で助かるなら。
今のところそう文句をたらたら言うようなひどい境遇の我々一族ではない。
ずる賢くこの制度を使って得をする人はでてこようとも、十分にずる賢くない自分では悔しがっても仕方ない。


どうです?