私家版マスメディア〜logo26のシニアの生き方/老婆の念仏

何が出てくるやら、柳は風にお任せ日誌、偶然必然探求エッセイ

どんなことになるのやら。一体何が出てくるのやら。ーーと手探り状態でこの頁を開くことかな。

ここ数日の収穫といえば、ナンシーアンドリアセンという脳神経学者とのインタヴュー番組である。シェイクスピアの研究家から医学者となり、アルツハイマーPTSD(彼女がこれを命名した)の治療の可能性を探っている。プレインマップと遺伝子情報とを突き合わせての遺伝子治療を目指して最先端の研究をしている。この女性は、出産後の感染症で生死の境をさまよったのだが、そののち医学を学び始めたという。最後に人間の脳の可塑性、柔軟に環境に適応する能力に驚いていると強調していた。本当にそうなのなら実に有難い。そしてまた、いわゆる心は、脳の活動の現れである、とも。一方魂の是非についてはもちろん「宗教の問題である」とのみ答えた。
「脳は空より広いか」という本と科学的主張は同一であると感じた。意識は脳の働きの結果である。まず脳が活性化し、それから該当した意識が起こる。だからこそ、少し前ある雑誌で「厳密な脳神経の実験でまるで脳が意識を予想しているかのような結果が出た」、という言い方を読んだこともあるが、「予想」などと解釈したことがおかしい。上記の本については説明をすることは荷に余るのでここまで。