私家版マスメディア〜logo26のシニアの生き方/老婆の念仏

何が出てくるやら、柳は風にお任せ日誌、偶然必然探求エッセイ

窓ガラスごしに、ひとのうちの庭にある大きな桜の木の堂々とした冬の立ち姿を眺める。

午前も遅くなるころ、鳥たちが来る。不思議なことに、からす、ひよ、はと、白せきれい、じょうびたき、めじろ?など、揃って来る。樹のあちこちを直についばみ、地面を突っつき、ジャスミンのつぼみが早まってついたのを食べ、黒い実を飛びながらかっさらう。この黒い実というは、実は(じつは)誰でも知っているような木の実なのだが、最近小生の海馬から削除されたか、該当する花の名前領域のあたりの神経の軸索に何か異常がおこったか、接触すれどすれどたどり着けないでいるもの。
この瞬間にも、必ずやある苦痛をすべての生命体から遠ざけてください、緩和してください、その記憶も消してください、誰か!