私家版マスメディア〜logo26のシニアの生き方/老婆の念仏

何が出てくるやら、柳は風にお任せ日誌、偶然必然探求エッセイ

この間に、世の中で出会ったことの中で興味を引いたことがら。地球が自転して

いるのはわかっているが、それを実感することは正直難しい。夕日が沈むとき、視神経の情報に逆らって無理矢理想像してみる。こちらが回転しつつ太陽から遠ざかっているところだ!!しかし、心理テストのだまし絵のようには切り替えはうまくいかない。ある日、テレビの中で太陽系が映し出されていた。ちょうど地球の公転軌道までくらいの全体図だ。勿論CGで、太陽の大きさや相対距離の対比は正確ではなかったと思う。地球は太陽の周りを公転していた。割とゆっくりした速度で。だが、何か違う。息をのむ。気が狂いそうだ。狂気の沙汰だ。あり得ない。惑星地球が自転している。恐ろしいスピードできりきり舞いしている。かつ進行している。画面の中の小さな公転楕円の中でおよそ365回きりきり回らねばならない。はっとする間に5、6回は自転した。次の瞬間には、能天気で無防備で無意味なコマーシャルになった。