青い空の色、にでもしてみましょうか、地球生物にとっては必死(致死!)の世界ではあれ
なぜに海外移住 内田百間
旦那のJBの心臓が15%くらいしか稼働していない、というのでまあ、言っては何ですが彼の故郷で最期を看取ってあげよう、てな不届きと言おうか親切と言おうか、大和撫子の鑑、とは全く思わなくて、つまり実はけっこうドイツ好き、などの諸々の思惑も抱いていまして、お人好しながら一筋縄ではいかないというあたしでござんす。
時には日本語でも、と思うだろうと、ほとんどの本は廃棄してきたのに、未読だったのでドイツまで持ってきて、内田百間、文庫版の全集をここ数ヶ月読んだり読まなかったりしていましたら、ついに最後のページまできました。
すると思いもかけず、赤瀬川何とか(原平)いう小説家があとがきを書いていました。
この作者は宇宙人に違いない、考えかたが地球人一般と全く異なるから。常識が全くない、これでドイツ語の教師としてよく家族を養ってこれたものだ。(とは書いていませんが、要するにこんな気持ちで)
霊界へ頻繁に誘い込まれているらしい。生死の境が曖昧な作品が多い。
借金を返す騒動がうるさいので給料日が苦になる?
列車で旅行する時行きには一等車、帰りは目的が済んだので3等車でもいい。しかもトンボ帰りOKときた。
うまい夕食ないしは酒のために全てを犠牲にする、遊びに行ったうちで夕食を呼ばれるのは絶対に避ける。
など、人はしないような苦役と苦渋の日々を送ったようですね、この方。
書くテーマは? 昼夜の長さ
ちょうどふと思い浮かんだことについて書く、というやり方で行きます。
朝は5時ごろ、運が良ければ東方から、ただだいぶ南にずれ上がった?感じで太陽を迎える。目がさめる頃には、シャッターの隙間から光がグンと差し込んでいる、大いに斜めに。家の立地が東西南北に対しいい加減にズレまくっていて、南面の窓がない。
そして夜10時半になってやっと日没が起こる。この明るい夕方というものあたしの好物なのです。もっと夏が長けてきたらアイスなど舐めながら外をウロウロするのです。
当地では、暗い夜に鳴く夜鶯(ナイチンゲール)がその芸術的なさえずりを聞かせてくれるはずですが、今年は何だか聞こえません。気候変動のせいかもしれない?
冬はもちろん逆の現象となり、いつまでも夜が明けないわけです。朝の7時なんてまだ真っ暗です。ところが4月でしたか、7時にはもう日が大分高空に登っています。そこで、7時を8時にしようというのがどうも夏時間の始まりらしいです。すると先をゆく日本の時刻に1時間近くなり、時差は冬時間8時間だったのが夏には7時間になるという計算、、、らしいですよ。
いやあ、本当かなあ、この計算はあたしには難解すぎるんです。書かなきゃよかった。
制限に挑戦生活
お互いにもう後何年生きるかわからないし、物を増やさない方がのちのちのためと思いなし、ロビンソークルーソーをお手本にすることに自然になりました。
タンスがないので日本通運の段ボール箱を、積み重ね、衣類や布団を詰めて布切れなどで目隠しにし、ベッドがないので空気ベッド(5000円ほど)を使い(これは優れものです)、シワになると困るような服に困る(困るの多用!)のでそこらにあった棒3本をつなぎ合わせて壁に立てかけ、ハンガーを引っ掛けて吊るす。窓のカーテンには薄手のストールを代用する、真っ白の壁にはカレンダーの花の絵を貼り付けて月ごとに増やしていく。
目下のところ、自家用車もないので(運転手が重病人)買い物には手押し車を使い、見るも気の毒な白髪の老婆の姿に。なので、毅然としていることが求められるのですが、時にはその心意気が萎えてしまうほど疲れを感じることもあるわけです。
そこで、橋の上での一休みが重要となります。